胸椎

背中、肩甲骨の痛み

胸椎ってどこ?意外と動かない胸の骨のストレッチも解説。

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胸椎ってどこ?を骨格標本で解説します。

脊柱の動きはほとんど頸椎と腰椎で起こります。

胸椎でも動きは生じますが、頸椎や腰椎と比べれば非常に小さなものです。

また、胸椎は腰椎や頸椎によく起こるえる椎間板ヘルニアやすべり症はほとんど起こりません。

ebisu-seitai
ど~も、恵比寿整体院の内山です。

腰椎に続いて胸椎の解説ですが、動きの少ない部分なので筋肉や胸椎の動きなどの解説はありません。

動きの少ない部分ですが、胸椎は肋骨と組み合わさり胸郭を作っています。

胸椎が作る胸郭は内臓を守る、体幹を保持する、特に呼吸に関わる部分なので動きが少ないのは理にかなっているんですね。

胸椎の解説とともに肋骨や胸椎のストレッチもご紹介しますので、胸椎や胸郭をストレッチしたい方はご参考ください。



胸椎ってどこ?

胸椎はここ↓

後ろから見た胸椎

後ろから見た胸椎

胸骨には肋骨が接していて胸の胸骨まで続いています。

胸椎の前の胸骨

胸椎の前の胸骨

胸椎を斜めから見るとこんな感じ。

斜めから見た胸椎

斜めから見た胸椎

後述するように胸椎を含めた背骨は弯曲をしています。

ついでに迫力のローアングル。

胸郭内部の胸椎

胸郭内部の胸椎

あぁ、頭蓋骨がなんか怖い…。

普段見たことない角度から見ると面白いもんがありますね。


胸椎は12個

胸椎は12個あります。

肋骨は胸椎から出ていて肋骨も12本、胸椎も12個です。

背骨は腰椎が5つ、胸椎が12、頸椎が7つです。

骨盤仙骨の上に下から第5腰椎~第1腰椎、第12胸椎~第1胸椎、第7頸椎~第1頸椎があり、その上に頭蓋骨があります。


胸椎はT

背骨と胸椎

背骨

胸椎はThoracic(スォーラシク)なので、胸椎はT1~T12と表記します。

ちなみに腰椎はL1~L5、頸椎はC1~C7です。


胸椎の後弯

胸椎の後弯

背骨の生理的湾曲と胸椎の後弯

背骨は生理的湾曲といって自然とカーブを描いています。

この背骨の生理的湾曲をS字カーブとも言いますが、胸椎は後ろに湾曲してます。


胸椎と肋骨

胸椎は肋骨とセットで12個と12本あります。

いや肋骨は左右あるので24本の肋骨があります。

下部の2本は浮遊肋骨といって胸骨までつながっていません。

浮遊肋骨

浮遊肋骨は上部の肋骨に比べてヒビが入りやすい、折れやすい肋骨なのでご注意ください。


胸椎のストレッチ

背骨をねじるストレッチ側屈ストレッチでも胸椎~肋骨をストレッチできますが、特に胸椎、胸郭を広げ呼吸を広げるストレッチがあります。

胸椎のストレッチの準備

仰向けに寝ます。

胸椎のストレッチ

両手を手の平を下にしてお尻の下に置きます。肘はしっかりと伸ばします。

胸椎ストレッチ

両肘で胸を上に突き出すように持ち上げます。頭は反って床にくっつけてください。

胸椎ストレッチのコツ

胸の中央(胸骨)を天井に突き上げるようにすると、肋骨が開き胸~肩甲骨がストレッチされます。

胸をめいいっぱい大きく広げるように呼吸してみてください。肋骨ってこんなに広がるんだとびっくりしますよ。普段、腹式どころか胸の呼吸さえ大きく使えていないのですね。

ゆったり大きく息を吸いながら、さらに胸を天井に突き上げてください。とても気持ちよく胸椎や肋骨、胸部をストレッチできます。


まとめ

ebisu-seitai
胸椎について簡単な解説をしてきましたが、胸椎について理解は深まりましたか?

今回ご紹介した胸椎のストレッチはヨガのアーサナ(ポージング)の魚のポーズといわれているアーサナです。マツヤ・アーサナといい、甲状腺の機能改善や胸骨周辺の刺激にもなり免疫力回復にも良いとされているアーサナです。

肩甲骨周辺や胸椎もストレッチできるので肩甲骨のストレッチ猫背改善ストレッチでもご紹介しているストレッチです。



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