頭が痛いときの治し方

頭痛

頭が痛いときの治し方

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自分でケアできる軽度の頭が痛いときの治し方をご紹介します。

目の疲れからくる頭の痛み、肩こりや首こりからくる頭の痛み、首のスジのコリからくる頭痛にはツボ圧しが有効です。

頭が痛いときのツボでの治し方と併せて、頭痛の予防法として首や肩を柔らかくできるストレッチや頭部の「のぼせ」を取ることができる「冷えとり」もご紹介しますので、頭が痛くなることが多い方、頭が痛くならないようにしたい方はご参考ください。

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ど~も、恵比寿整体院の内山です。

今回は頭が痛いときの治し方、ツボ圧しをメインに解説します。

頭の付け根に特にコリやすいスジがあり、頭が痛い原因はこのコリが原因のことがよくあります。首や肩の筋肉の緊張が原因の緊張性頭痛というものですが、この頭痛のタイプにはコリを取ることのできるツボ圧しが即効性もあり有効です。

自分でも圧しやすくケアしやすいツボなので、解説を頼りにツボを探し圧してみてください。

また予防法や健康法としてストレッチで首や肩を柔らかくする、半身浴などで冷えを改善して循環の良い体内環境を作ることも大切です。



頭が痛いときの治し方・緊張性頭痛の場合

脳の血管の損傷や異常などの重大な問題の場合を除きますが、頭が痛いときの原因・タイプは主に2つあります。

首や肩、顔面の筋肉(主に目)の緊張が原因の緊張性頭痛と、頭部の血管が拡張して起こる偏頭痛です。

それぞれ対処法が違いますので、頭の痛みのタイプや対処法を間違わないようにしましょう。


緊張性頭痛

若い人、お年寄り問わず、男性でも女性でも最も多く見られる頭痛です。長時間同じ姿勢での仕事やデスクワークなどで、肩や首の筋肉に疲労が溜まり、筋肉自体が硬直してしまったことによって、首から頭への血行が悪くなってしまったことにより起こります。

頭が痛いのですけど、首や肩の緊張が主な原因です。あとは眼精疲労からくる目を使う筋肉の緊張から起こることも多くあります。

また、精神的ストレスでも首や肩の血流は悪くなり、緊張性頭痛を引き起こすこともあります。

疲れたり、緊張したり、ストレスで肩や首の筋肉が硬直してくるのですね。スジが固く張ってきて頭が痛くなるケースです。

主な症状

偏頭痛のように後頭部を中心にズキズキではなく、頭が締め付けられるような重苦しい痛みです。一定の鈍い痛みが続くことが多く、肩が重い、首がこる、軽いめまいを伴うこともあります。

冷やしてはダメな緊張性頭痛

このケースは頭が痛いので頭のどこかに原因があると感じてしまいますが、実は肩や首の筋肉の硬直が原因のことがほとんどです。

スジが硬直して固くなり、血行は阻害され血流の悪い状態ですね。従って冷やすのはNGです。スジのコリや緊張が取れれば、痛みは治まります。

頭が痛くなりやすいスジ

頭が痛くなるスジ

↑のスジがこりやすく、このスジの緊張がとれると頭部全体がとても楽になります。目の使い過ぎ、寝違えや食べ過ぎ飲みすぎ、冷えや神経の緊張でもとてもコリやすいスジです。


コリを取れるツボの圧し方

上記のスジの両端に効果的なツボがあります。スジの緊張をとるにはスジの端と端のツボがとても効果的なのです。

写真と解説を頼りに2点のツボを探して圧してみてください。

頭が痛いときのツボ1:

緊張性頭痛のツボ

緊張をほぐす頭部と肩のツボ

頭痛のツボ

頭痛のツボ:後頭骨の際にツボがたくさんあります。特に乳様突起の際のツボが効きます。

頭痛のツボの押し方

耳の後ろ下にある乳様突起の際に効果的なツボがあります。触るとスジが固かったり、いつもの頭痛のように頭に響くこともあります。

写真のように指を当て、骨の際を頭の中心に向かって押していきます。頭痛を引き起こしているのは、このスジの緊張、硬直であることが多々あります。

押して気持ちいいところを探して、乳様突起の下の際を骨に入れ込むように押すのがコツです。

このツボを押すと、頭痛のように頭に響くこともあります。響きとは気の滞りがとれ気の流れが回復していく証です。

気持ちよく響きがあるようでしたら、5,6秒持続圧してください。3,4回同じところを押していきます。


頭が痛いときのツボ2:

頭のツボを押したら、そのスジの反対側、肩のツボを押していきます。

肩甲骨のツボ

写真のように指を当て、肩甲骨上部の骨の際を圧します。

頭痛のツボ・肩甲骨

肩甲骨の内側上部にツボがあります。

肩越しに反対の手を後ろに伸ばして肩甲骨の際を押してください。肩甲骨の際を押していくと、気持ちいいツボ、響くようなツボを探すことができます。

ツボが見つかったら、5,6秒持続圧をして3,4回繰り返して押します。


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ツボは上手く圧せましたか?

この2つのツボは正確に圧せると、頭の痛くなっているスジに響いたり、眼に響いたり、スジの緊張のあるところやコリに直接に響くことが多くあります。

とても即効性のある効果的なツボですので、自分でのツボ圧しは覚えておけばとても便利ですよ。

あと首や肩のコリをとるツボは肩甲骨のツボ5点にてまとめてあります。首や肩のコリを何とかしたい方はご参考ください。

ツボの種類や探し方、圧し方について詳しく知りたい人は、ツボ基礎知識をご参考ください。

ツボ基礎知識・実践編




頭が痛いときの治し方・偏頭痛の場合

首や肩の筋肉が緊張して硬くなり、神経や血流を阻害して起こる緊張型頭痛の次に多い偏頭痛、片頭痛とも書きますね。このタイプの頭痛は、特に20代~40代の女性に多くみられます。

ズキズキ痛む偏頭痛(片頭痛)は緊張性の頭痛とは異なり、頭部の血管の拡張が原因であることがほとんどです。

そのため、偏頭痛への対処は、首や頭を温めることではなく、のぼせてしまった頭部や首を冷やし痛みを和らげるために、濡れタオルを首や左手首に巻いて血管の拡張を抑えることが有効です。

このタイプの頭の痛みは、まず安静にして首を冷やすことが大切ですが冷やしすぎないように注意しましょう。

偏頭痛(片頭痛)の対処法、首や頭の冷やし方

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偏頭痛持ちの方は体質的に、冷えとのぼせが強いので日常的な体質改善、冷えとりが大切です。下半身を冷やさないようにしていると頭痛しらずの体質を作れますので、冷えやすい女性、偏頭痛持ちの方は、冷えとり基礎知識をご参考下さい。

冷えとり基礎知識



冷えとりでのぼせをとる方法

健康と美容に欠かせない冷えとりですが、基本は足や下半身を温めるコトです。足や下半身が温かいと頭部の充血がとれてくるのですが、それには半身浴が行いやすく習慣的にできます。

半身浴:

半身浴

これは絶対に外せませんね、半身浴。循環促進の為、とにもかくにもやってください。

半身浴は下半身だけ温めます。のぼせやすい上半身を温めないのがコツなので、腕は必ず出して入ります。

  • お湯はみぞおちまで、心臓は温めません。
  • のぼせないように、必ず腕は出します。
  • お湯の温度は39~40度。熱すぎはいけません。
  • お腹の中まで温まるのに20分は入ります。長い分にはいくら長くてもいいです。


半身浴は習慣づけていただければ、のぼせ(頭部の充血状態)をとり、下半身の冷えを改善して気と血の滞りを取り、循環を促進させます。どのような症状にも適応できますし、健康と美容のためには欠かせません。「冷えは万病のもと」なんですね。

From How to 半身浴


ストレッチで首を柔らかくする方法

首こりのストレッチ

頭が痛いときに直接治す方法ではありませんが、予防法としてストレッチなどで首や肩を柔らかくする、体全体の柔軟性を回復させることも大事です。

体が固い、柔軟性がなければ緊張性の頭痛を起こしやすいですし、様々な不定愁訴の原因にもなりかねません。

首を柔らかくする3つの方法にてストレッチをご紹介しているのでご興味のある方はご参考ください。

また体の部位別、症状別に体を柔らかくする方法をまとめてあります。ご自身の体の状態や気になる部位、お悩みにあった記事をご参考ください。



頭が痛いときの治し方・まとめ

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頭が痛いときの治し方としてツボをメインに解説させていただきましたが、やはり大事なのは頭が痛くならないようにすること、予防が大事なのですね。

健康な体になって頭が痛くなる必要のないくらいに体をいい状態にすること、これが大切です。そもそも東洋医学は対処療法とともに予防医学や健康法がとても豊かなのです。

ぜひ、このストレッチ・ツボガイドのご自身にあったストレッチやツボ、症状の治し方などを参考にして健康な人生を実現しましょう!



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