婦人病(子宮筋腫・子宮内膜症・PMSなど)

気の癒し・施術編

施術の手引き・婦人病(子宮筋腫・子宮内膜症・PMSなど)

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恵比寿整体院が贈る気の癒し・施術編。症状ごとの施術の指針をご紹介しているのですが、今回は冷えや瘀血(おけつ)といった状態に深い関係がある婦人病への施術の解説です。

婦人病といっても子宮筋腫、子宮内膜症、膣炎、PMSなどの月経に関するお悩みや、子宮がん、乳がんなどの問題まで幅広いものがあります。

東洋医学、西洋医学も婦人病に対しては、得意な分野、苦手な分野があり万能ではありません。

特に婦人病の原因が、遺伝的な要因や組織の突発的な異常などに起因するならば東洋医学は適任ではありません。

しかし、冷えや瘀血といった状態、身体の循環不良がその原因ならば積極的に下半身を温め、気の滞りをとり血液の流れをよくしていく東洋医学の手法は理にかなっているといえます。

そもそも東洋医学は、症状を治す、病名を治す、といったものではなく気の歪み(気の虚実)を診断して、それを改善して本来の気の巡りの良い状態に導いていこうというものです。

婦人病への施術の手引き

経絡的には生殖器を司る腎経・膀胱経、子宮卵巣機能は健全な血液の流れが重要ですから、血管を司る小腸経問題などが婦人病に関与していると思われますが、しかし、このような気の歪み、膀胱虚、腎虚、小腸虚といった状態は(虚とは気の不足という意味です)は冷えや瘀血(おけつ)の結果の気の歪みが原因ですので、気の歪みを改善するとともに、積極的に冷えや瘀血を改善していく指針が大事です。

冷えとは?

東洋医学の冷えとは、足、下半身が冷え、頭部がのぼせている状態をいいます。

足首を触っていただけると分かるのですが、ほとんどの方は冷たく感じると思います。実は足先の体温は実は30度位なのです。

足が冷えていると全身の気の巡り、血液の流れが滞りってさまざまな不定愁訴を引き起こします。冷えの状態が慢性的になると、下腹部の内臓が血行不良になり、女性は特に婦人科、男性は泌尿器科に問題が出てきやすいのです。腰痛、肩こりなどの体の痛みも根本的な原因は「冷え」です。

冷たい気(陰の気)は下降し下に停滞する、温かい気(陽気)は上昇し上に停滞するという性質を持ちます。空気もそうですし、水もそうです。物理的な法則なのですね、下が冷え上がのぼせるのは。そしてこの状態だと循環が起きにくいので、循環を良くするには、下を温かく、上を涼しくことが必要です。頭寒足熱という状態を作ると、気の原理に従い温かい気(陽気)は上昇し、冷たい気(陰の気)は下降して循環が促進されるのです。

冷えとお血

瘀血(おけつ)とは?

身体のうっ血や充血。東洋医学では瘀血(おけつ)、汚れ血、ふる血ともよばれ悪血ともいいます。本来、体の中をサラサラとスムーズに流れるはずの血液が、体のあちこちで滞ったり、血液そのものが汚れてドロドロした血になり流れにくくなった状態を東洋医学では「瘀血(おけつ)」と言います。

血流が悪くなってくると粘性を帯びてきます(食べ過ぎてもなります)、イメージ的にはまさにドロドロした血液ですね。

瘀血は循環全体のこともあれば、特定の場所に現れることもあります。特に停滞しやすいのが下半身や下腹部の内臓ですが、この瘀血が体にさまざまな問題を引き起こすのです。

また、丹田と関係深い小腸などは、ものすごい量の毛細血管があり、冷えや瘀血(おけつ)という状態の影響を受けやすい内臓です。

私の施術の方針としては、全身への基本の手技、特にお腹への施術を丁寧に行い、日常的に下半身を温めて冷えや瘀血を改善して子宮卵巣機能が健全化した状態に導いてあげるよう心がけています。

お腹の経絡

お腹の経絡

不妊症への施術

不妊症に限らず、冷えやお血が深い人、気の滞りが強い人にはお腹への施術を丁寧に行います。

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