虚証。虚弱体質、体質改善への施術の指針

気の癒し・施術編

施術の手引き・現代では多く診られる虚証。虚弱体質、体質改善への施術の指針

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恵比寿整体院が贈る気の癒し・施術編。今回は虚証、虚弱体質、体質改善のための施術の手引きです。

体質改善って東洋医学の得意分野なんですね。これは予防医学にも関わってくることです。

「未病を治す」という言葉があるように、東洋医学には症状への対処療法と共に、「病気になる前に治す」という普遍のテーマを持っています。

現代に多い虚証

東洋医学では体質を大まかに2つに分けます。

虚証(きょしょう)と実証(じっしょう)と言いますが、虚証が気の虚弱体質、実証が気の過剰体質です。

これとは別に経絡の状態を把握するのに、腎経の気が弱っていれば腎虚(じんきょ)、肝臓、肝経の気が過剰なら肝実(かんじつ)などの経絡ごとの虚実の判断もします。

で、この全身的な気の虚弱な状態、虚証のタイプ、虚証の体質の方が年々と多くなっているんですね。恵比寿整体院に来る方は9割は虚証と言ってもいいです。

これは冷えや瘀血(おけつ)が原因の循環不良の状態の方が多くいらっしゃるということです。血液の流れが悪い、冷えやすい体質というのは女性に多く虚証というのも女性に多く診られてきたものですが、現代では男性にも虚証タイプの方は多く診られます。

まぁ、生活が便利になったぶん、運動不足、特に下半身の筋力不足、食習慣の西洋化などが人間の身体を弱くしてしまっているのでしょう。

運動不足、下半身の筋力不足、食生活が血液の流れを滞らせ、血液の流れが滞れば血液が粘性を帯びドロドロになってきて更に血液の流れを滞らせるんですね。

このような状態が、慢性病や女性の不妊症、婦人病の根本的な原因にあるんですね。

だから、なんとかしてこの負の連鎖を断ち切ってほしいのです。

冷えとは?

東洋医学の冷えとは、足、下半身が冷え、頭部がのぼせている状態をいいます。

足首を触っていただけると分かるのですが、ほとんどの方は冷たく感じると思います。実は足先の体温は実は30度位なのです。

足が冷えていると全身の気の巡り、血液の流れが滞りってさまざまな不定愁訴を引き起こします。冷えの状態が慢性的になると、下腹部の内臓が血行不良になり、女性は特に婦人科、男性は泌尿器科に問題が出てきやすいのです。腰痛、肩こりなどの体の痛みも根本的な原因は「冷え」です。

冷たい気(陰の気)は下降し下に停滞する、温かい気(陽気)は上昇し上に停滞するという性質を持ちます。空気もそうですし、水もそうです。物理的な法則なのですね、下が冷え上がのぼせるのは。そしてこの状態だと循環が起きにくいので、循環を良くするには、下を温かく、上を涼しくことが必要です。頭寒足熱という状態を作ると、気の原理に従い温かい気(陽気)は上昇し、冷たい気(陰の気)は下降して循環が促進されるのです。

冷えとお血

瘀血(おけつ)とは?

身体のうっ血や充血。東洋医学では瘀血(おけつ)、汚れ血、ふる血ともよばれ悪血ともいいます。本来、体の中をサラサラとスムーズに流れるはずの血液が、体のあちこちで滞ったり、血液そのものが汚れてドロドロした血になり流れにくくなった状態を東洋医学では「瘀血(おけつ)」と言います。

血流が悪くなってくると粘性を帯びてきます(食べ過ぎてもなります)、イメージ的にはまさにドロドロした血液ですね。

瘀血は循環全体のこともあれば、特定の場所に現れることもあります。特に停滞しやすいのが下半身や下腹部の内臓ですが、この瘀血が体にさまざまな問題を引き起こすのです。

また、丹田と関係深い小腸などは、ものすごい量の毛細血管があり、冷えや瘀血(おけつ)という状態の影響を受けやすい内臓です。

冷えと瘀血、これらが虚証の原因ですから、積極的に冷えや瘀血を改善していく施術方針が大事です。

虚証への施術方針

虚証のタイプには特に全身への基本の手技を丁寧に行い、お腹への施術を時間をかけて行います。経絡の虚実が深ければ虚の経絡への施術も効果的です。

虚証のタイプの方には、力任せの施術は厳禁です。受け手に施術に耐えられるだけの気力がないとき、気が弱っているときには心無い施術は気の流れにダメージを与えてしまうことがあるのです。

だから虚証のタイプの方への施術は、ツボや経絡へ正確に強すぎない施術を心掛けてください。

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