低気圧と頭痛

頭痛

【低気圧と頭痛の二つのタイプ】ズキズキは冷やし、重く痛いは温めるコト

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今回は低気圧が近づくと、ズキズキ頭が痛んだり、ズ~んと重く頭が痛くなったりする方の為の、頭痛対策のご紹介です。

特に日本の風土は、湿気が多く、そこに住む私達も湿気による冷え、冷えによる循環不良、循環不良による頭痛や関節の痛みを引き起こしやすい環境です。

低気圧が近づくと、頭痛がしたり、昔の怪我や古傷が痛んだり、人間の身体は低気圧がもたらす湿気による「冷えと瘀血(おけつ)」にとても敏感です。

低気圧のもたらす「湿気と冷え」

外国などに行くと空気の違いにびっくりすることがありますよね。もちろん東南アジアのように日本より湿気が多いところもありますし、乾季と雨季が明確なところもありますが、湿気の少ない国に行くと、日差しや空気が違います。

日本でも低気圧が去った次の日など、空は気持ちよく晴れ、空気も軽くすがすがしいですよね。

できればそんな湿気のない日が続いてほしいのですが、日本の気候は変化に富みます。島国であり太平洋の海流の影響をもろに受ける位置にありますから、年間を通して湿気に富み、熱帯低気圧や台風の影響を受けることも多く、湿気の多い日の方が多いんですね。


張りすぎず、緩すぎず

気候の変化に富む日本、そこに住む私達は、気候や環境の変化の影響を受けやすいんですね。

人間の身体は精妙です。神経や筋肉、気の流れ(経絡)、内臓が環境に合わせ、生命活動の恒常性を保ってくれています。

身体も心も、張りすぎていても緩みすぎてもいけません。緊張しすぎていても弛緩しすぎていても、いい仕事はできませんよね。

普段は身体は恒常性を保とうと、張りすぎないように緩みすぎないように自動調整してくれています。

下が冷え、上がのぼせる物理の法則

しかし、低気圧がもたらす湿気と冷えが人間に影響を与えます、冷えすぎてしまうんですね。

足先、下半身が冷えすぎてしまう。上より下が冷えるのは物理の法則です。自然は上が冷えて、下が暖かくなるようにはできていないのですね。

そして下が冷えると、人間の体は2つのパターンの反応を引き起こします。

下が冷えた為に、反対に上がのぼせる状態、この状態が頭部の充血、血管の拡張をもたらし、ズキズキ痛む頭痛、偏頭痛と呼ばれる痛みを引き起こします。

もう一つは、下の冷えが全身の循環不良を引き起こし、肩や首の筋肉や血管を緊張させて起こる、ズ~ンと重い頭痛です。これらは緊張性頭痛と呼ばれています。

頭痛の原因と対策を知っておこう。


ズキズキは冷やし、重く痛い頭痛は温める

それぞれ「湿気による冷え」が原因で冷えを改善していくという根本的な治し方は一緒なのですが、痛みの対症法は違います。

ズキズキした血管が熱く拡張して起こる頭の痛みには首や頭を冷やし、首~肩の筋肉の緊張からくるズ~ンとした痛みは冷やさずに、体全体(できれば下半身)を温めます。

基本は冷えとり

痛みが治まって来たら、ズキズキもズ~ンのタイプも足元を温めることに徹してください。足元、下半身を温めると、頭部ののぼせがとれ、全身の循環が回復してきます。

日常的に、下半身を温め上半身を涼しくしていると、頭痛知らずの体質になりますよ。少しくらいの環境の変化、低気圧には負けません。

頭痛に限らず症状というのは、冷やしたり温めたり、痛みに対するその場その場での対症療法と根本的な原因である「冷えや瘀血(おけつ)」の改善を積極的にする本治(ほんじ、根本的な原因、体質を治す東洋医学独特の考えです)があります。

もともと冷えや瘀血(おけつ)という状態が深く血行の循環が悪い方は、少しの環境の変化(低気圧)でさらに循環が悪くなり、症状を悪化させてしまいます。

慢性的な頭痛でお困りの方は、ぜひ積極的に冷えや瘀血(おけつ)という状態を改善して行きましょう。

冷えとり健康法まとめ

緊張性頭痛のように筋肉やスジが張っているなら、自分で押せる頭痛のツボ普段から首や肩の緊張や柔軟性のなさが気になる方は、首を柔らかくするストレッチなどもご参照ください。

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