首を柔らかくする方法

ストレッチ 体を柔らかくする方法 首こり

首を柔らかくする3つの方法・安全で効果的なセルフケアのコツ

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なぜか好評の体を柔らかくするカテゴリー、今回は首を柔らかくする3つの方法、首のストレッチ、首のコリが取れるツボ、全身の血行を良くする半身浴をご紹介します。

首は神経や血管が集中している大事なところで、人体最大の急所でもあります。パソコン作業からくる目の疲れや、神経の緊張・ストレスからくる顎や首スジの緊張で首は固くなってしまいがちです。

そして首の筋肉が固くなってくると、緊張性頭痛という首スジの緊張からくる頭痛を引き起こしやすいのです。緊張性頭痛とは重くズ~ンとした頭痛で、誰しもが体験したことがあると思います。

ご紹介する3つの方法は、このような頭痛でお困りの方、首を柔らかくしたい方に安全で効果的な方法です。

自分で簡単にセルフケアできるのが東洋医学のいいところです。ぜひご紹介する方法を実践して、首を柔らかくしてください。

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どーも恵比寿整体院の内山です。

首は急所ですので今回ご紹介する首のストレッチやツボは、しっかりとこの記事や解説を読んで行ってください。いたずらに行うと首にダメージを与えかねません。

慢性的な頭痛や首の痛みは、まず東洋医学の専門家にご相談ください。



首を柔らかくするストレッチ

まず初めに首を柔らかくするストレッチのご紹介ですが、かなり深く首を曲げていく方法ですので初めに注意点を言っておきます。

  • 決して無理はしないこと
  • 腹式呼吸を忘れないこと
  • ストレッチの最中は絶対に首を横に向けないこと

この3つを守って行ってください。


安全に首を柔らかくするコツ・腹式呼吸

このストレッチ・ツボガイドでご紹介しているストレッチは、全て腹式呼吸を使って行うように解説しています。安全に効果的に体の部位を柔らかくするために、腹式呼吸を使うのですが、この記事からご覧になる初めての方のために、まずは腹式呼吸をご紹介します。
(腹式呼吸だけでも自律神経を整え、体を柔らかくできます)

腹式呼吸のやり方

腹式呼吸のやり方

お腹がへこむように横隔膜を挙げて、口から息を全部吐き出します。

腹式呼吸のやり方

お腹が膨らむように、横隔膜を下げて、鼻から息を吸います。

腹式呼吸が初めての方や苦手な方は、まず腹式呼吸だけ行って練習してみてください。腹式呼吸だけでも首や顎の神経の緊張を取り、首を柔らかくするのに効果的です。

ご紹介するストレッチをこの腹式呼吸を使って行います。
(できれば普段から深い呼吸を心がけてくださいね)

from 首を柔らかくする腹式呼吸


ストレッチのやり方

首の前屈のストレッチです。ストレッチの最中、視線はおへそを見るようにして首は絶対に横を向かないでください。顎を胸につけるようにするのがコツです。

首が固い人、あまり深く曲げられない人は少しでも首スジがストレッチできればいいので、無理をせず自分に合った段階で腹式呼吸を10回ほど行います。

曲げていくときもゆっくりと動き、戻るときもゆっくりと動いてください。

ストレッチの準備

まずは仰向けに寝て、2,3回腹式呼吸をして全身の力を抜きましょう。普段から神経の緊張が抜けない人はこの状態で腹式呼吸をするだけでも神経の高ぶりが落ち着きます。ヨガではシャバ・アーサナ、死者のポーズと呼ばれハタヨガなどでは必ず行うポーズです。

首を柔らかくするストレッチ・足上げ

落ち着いたら手のひらを下にして、反動をつけずに足を持ち上げます。

首のストレッチ、腰を曲げる

さらに足を上げて背中と腰を曲げていきます。この状態でも首と背中の付け根は十分にストレッチできます。この辺が限界の人はこの状態で腹式呼吸を10回ほど行ってください。手のひらで床を押すようにすると曲げやすいと思います。

首を曲げる

さらにいける人は膝は真っすぐに伸ばし曲げないようにします。つま先が床につく人は床につけて顎を胸に押し当てるようにすると更に首がストレッチできます。なんか写真で見ると変なポーズですね、若干怖い(笑)、でもこのくらいは普通に曲げていくことができます。

首のストレッチ完成

つま先が床についた人は、両手を腰に当て、肘と手で腰を押していくとさらに深く首をストレッチできます。視線はおへそを見るようにしてください。この状態で腹式呼吸を10回ほど行い、息を吐くたびに更に肘と手で腰を押し首を曲げていくと効果的です。

首のストレッチ戻るとき

戻るときはまず手のひらを床につけゆっくりとお足を戻していきます。

ストレッチを戻るとき

一度足を90度にして背中が全部つくようにします。ついでに腹筋も鍛えられる一石二鳥の形です(笑)

ストレッチ終了

両足をゆっくり床に戻したら余韻を楽しみましょう。背骨がストレッチされると自律神経の乱れが整い、精神的にも落ち着いてきます。リラックスしている自分を感じてみてください。



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お疲れ様です。気持ちよくストレッチはできましたか?

私も毎日行っているストレッチですが、実はこのストレッチは首だけではなく、背骨全体をストレッチできるのでとても気持ちいいと思います。首の骨、頚椎から胸椎~腰椎と背骨全体を曲げていくのが首を柔らかくするコツです。

その他の体を柔らかくするストレッチもお役に立ちますよ。




首スジを柔らかくするツボ

首を柔らかくするツボ

首のこりやすいスジ、筋肉を柔らかくできるツボが2点ありますので自分での圧し方をご紹介します。

首の痛み、コリや首スジの緊張、特に前頸部の緊張を取るのにも最適なツボです。上から順に圧してみてください。

[aside type="warning"] 首には効果的なツボがたくさんありますが、首は大事な血管や神経が束になってあり、特に前頸部は頸動脈が走行しています。ここでは自分でできるツボ圧しをご紹介していきますが、自分でツボを圧す時は、長く圧しすぎず(首のツボは3秒くらいが丁度いいです)強く圧しすぎないようにしてください。自分ではダメージを与えるほど強くは圧せないと思いますが、気持ちいい程度にツボを圧してください。[/aside]


首のツボの探し方

首のツボとスジ

首の横に太いスジがあるのでつまんで確かめましょう。胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という首を動かす太い筋肉です。このスジ沿いにたくさんのツボがあります。

首のツボの探し方

写真のように手を当てて拇指(親指)をスジ沿いを滑らすようにしてツボを探します。



首のツボ➀ツボの圧し方

首を柔らかくするツボ1

このツボはスジの内側にあります。点であるツボというより拇指でとらえている太いスジを、そのスジ内側の際に向かって圧します。強めに圧したり長すぎないようにしてください。圧してる時間は3秒ほど、ツボを圧している感じを味わい3回ほど繰り返して圧してください。


首のツボ➁(前頸下部)

首を柔らかくするツボ2

このツボは首のツボ➀のスジを下に行った鎖骨よりの所にあります。➀のツボからスジ沿いに探っていくと分かりやすいツボです。

ここのツボはとても効くのですが、強く圧さないようにします。胸や脇腹に響くことが多くあります。首や胸の緊張を取るのにとても効果的なツボです。臨床でもよく使うツボです。

実際の臨床では、首のツボを圧したら腕のツボや手のツボも圧していき更に効果を高めます。首こり解消のツボで解説していますのでご興味のある方はご参考ください。

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お疲れ様です。気持ちいいツボは見つかりましたか?

先に首を柔らかくするツボをご紹介させていただきましたが、ツボを圧すのは少々コツがいるかもしれません。

ツボについて詳しく知りたい方はツボ基礎知識をご参考ください、ツボについて学べます。ツボを極めればとても人生に役立ちますよ。

ツボ基礎知識


また体の筋肉やスジ、気の流れは体のあちこちでつながっています。首を柔らかくするには、首のツボだけではなくではなく肩や背中、肩甲骨のツボなど首につながるスジのツボを圧していくことも大変効果的です。その他の体のコリをとり柔らかくするツボもご参考ください。

体を柔らかくするツボ





体を柔らかくする半身浴

はい、健康と美容に欠かせない半身浴です。半身浴をすることは全身の循環を促進させ、万病のもと「冷え」をとり、筋肉の疲れを回復させます。お風呂の後には体が柔らかくなるのは皆さん実感されたことがあると思います。

そんな効果的な半身浴をしないのはもったいない、ということで簡単な半身浴のやり方をご紹介いたします。

ご紹介したストレッチの前後に半身浴するのも、首だけではなく体全体を柔らかくするのに効果的です。

半身浴のやり方

  • お湯はみぞおちくらいまで、心臓は温めません。
  • 下半身だけ温めたいので、腕は必ず出して入ります。
  • お湯の温度は39~40度くらい、熱すぎはいけません。
  • お腹の中が温まるまで20分は入ります。長い分にはいくら長く入っても良いです。
  • 工夫して半身浴を楽しみましょう。

さらに詳しくは体を柔らかくする半身浴のやり方をご参照ください。



まとめ

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ご紹介した3つの方法を全部でもいいし、お好きなものだけでもいいので実践してみてください。

体は的確に刺激を与えれば、比較的短期間で柔らかくなっていきます。今までストレッチなど行ってきたのに、いまいち体に変化がないような方は呼吸がうまく使えていないと思います。

首を柔らかくするコツは、背骨全体を柔らかくすることと全身の血行を良くすることです。部分だけより全体的なケアが大事なんですね。

今回は首を柔らかくする方法をお伝えしましたが、腰を柔らかくする方法体を柔らかくする方法など、健康にご興味のある方は是非ご参考ください。




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