東洋医学と冷えとり

気の癒し・基礎編

【気の癒し・基礎編 vol9】東洋医学と冷えとり

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前回の東洋医学の種類に引き続き、今回のお題は「東洋医学と冷えとり」です。

なぜ私が冷えとりにこだわるのか?少々、解説していきたいと思います。

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ど~も、恵比寿整体院の内山です。

いやヒエトリストでもいいかな?

さんざんこのストレッチ・ツボガイドでも解説している冷えとりですが、なぜ私がこんなにも冷えとりを推しているのか?

それは時代に合っているからです。

現代は皆さん、ちょっと不健康なんですね。

現代に生きる我々は冷えが強くあり、東洋医学でいう瘀血(おけつ)という気や血液の流れが深く滞っている状態に陥っているからです。

慢性病や肥満、生活習慣からくる問題が多くあり、冷えや瘀血があなたのお悩みの根本的な原因ならそれを改善していくしかないではないですか。

だから私は「冷えとり」を推しているんですね、皆さんが楽しく気持ちよく自分の体内環境を改善していってくれるよう導きたいのです。



現代と冷えとり

現代は冷えや瘀血といった状態が深い時代です。

日本という湿気の多い環境の上、運動不足で下半身の筋力の衰え、食生活の欧米化、気という状態が不活性なんですね。

気力がない、元気がない、満ち足りていない、このような生命エネルギーが不活性な状態を虚(きょ)といいます。

東洋医学は気の虚実を診断してこれを改善していく手法ですが、いかんせん皆さん虚が深い…。

慢性的に気が滞っているんですね。

だから前回に解説した東洋医学の種類、手法にこだわるより、この冷えや瘀血を自分で改善していってほしいのです。

施術だけで冷えや瘀血を改善しようと思っても、回数も費用もかかるし、なんたって自分で気を付けてもらわないと気の状態も安定しませんしね。

だから気の癒しを学ぶ方も、施術だけではなく冷えとりのよきアドバイザーになれるよう私は指導しているんですけど、まず自分で冷えとりを実践しないとアドバイスもできないしね。

脱線しますが昔、なんかのセミナーでお話しした治療家に「そんな(冷えとりのように)患者さんが勝手によくなっていくことを教えてどうするの?」って言われましたね。

「そりゃ、健康にいいけど、お金にならなくてどうするの?」と。

ど~もその人はお金のために治療をしている、お金のために治療法を学んでいるようで、人の健康に役立つコトでもお金にならなければ興味がないようでした。

胸が痛いくなりますけど、治療家といえどお金の為だけにやっている人も多くいますし、自分の利益以外は興味がない方もいます。

ある意味、人のお悩みが自分の利益になるんですからね、胸が痛い…。

または冷えとりグッズを売りたいだけの人、このような場合には人の健康に役に立つモノを売っているんだからいいじゃん、という大義名分がありますが、その心は卑しいもの。

これはこれで胸が痛い…。

そもそも心の冷えとりが一番大事なのである、身体の冷えとりはその準備段階。

心が冷えている人が治療家になってもね、いくら治療法を学んでも相手の心には届きません。

あぁ、ついつい愚痴ってしまいましたが、健康業界って魑魅魍魎も多いのです。


東洋医学と冷えとり

東洋医学は気の滞りを回復する手法だと思えば、東洋医学って冷えとりなんですね。

東洋医学の根幹にあるのは気の滞り、冷えや瘀血を改善していこう、というものです。

だから施術法を施すとともに、冷えとりをやってもらうのがベストなんですけどね、治療家のほとんどは施術法だけにこだわって全体性が見えていない。

そもそも本人が冷えや瘀血が深く不健康な施術家も多い、こんな人に気は癒せないような気がする…。

またアドバイスも的外れだったり、説得力がない。

だからこれから気の癒しを志す人には、冷えとりも視野に入れてほしいんですね。

自分のためにも冷えとりを実践してよき冷えとりのアドバイザーになれるようにね。


女性と冷えとり

あと私が冷えとりにこだわるのは、女性は冷えやすい体質で、子宮や卵巣の病、子宮筋腫や子宮内膜症、不妊症に陥りやすく、冷えとりを実践してもらうことで劇的に身体が快方に向かうことがよくあるからです。

冷えや瘀血といった状態は、子宮や卵巣機能にとってあまりよろしくない状況なんですね。

ですので、ツボや経絡への施術とともに冷えとりが欠かせないのです。


冷えとり基礎知識

冷えとりは、本人の冷えや体への自覚が大事です。自分で体のコトを理解して改善していこう、という気持ちが大事。

あなたの健康な人生のお供に冷えとりは私が自信を持っておススメします。冷えとりにご興味のある方は、冷えとり基礎知識をご参考ください。

冷えとり基礎知識



まとめ

なんとなく、なぜ私が冷えとりを推しているのかわかっていただけたでしょうか?

なんたって東洋医学の根幹は気の滞りをなんとか改善して健康を実現していこう、という主旨ですから冷えとりはハズせないのです。

でも本人の理解が必要ですから、自分の心身のお悩みなのに自分では何もしない人、相手(施術家)にすべてを依存したい人には向いていませんよね。

そういう人にでも、ちょっとでも冷えとりに興味を持ってもらったり、自分の人生は自分で選択できる、といった希望へと導くことも気の癒しを学ぶ上で大切なのです。

では次回から気の癒し・鍛錬編スタート、初回は5つの気の原理、気がもっと強く豊かに働く原理を解説していきたいと思います。

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