冷え性のツボ

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冷え性のツボはセルフケアしやすく効果的!

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今回は冷え性のツボとして、特に冷えやすい体質である女性に役立つツボを使ったセルフケアのご紹介です。

お腹の冷えが気になる方は、お腹の冷え対策五臓六腑と内臓の冷えをご参考ください。

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ど~も、冷え性改善が得意な恵比寿整体院の内山です。

女性に多い冷え性は改善しにくい問題ではありません。

そもそも、東洋医学自体が冷えを改善して気の巡りの良い体内環境を作っていくコトが主眼ですから、冷え性改善の手法が豊かなのですね。

漢方もそのほとんどには体を温める成分が入っていますし、鍼灸や指圧などツボや経絡への施術も気の滞りや冷えをとっていく手法です。

また冷えとり健康法などの冷え性を改善するセルフケアも豊かですし、今回ご紹介する冷え性改善のツボも何千年も使われてきたものです。

冷え性改善に役立つツボはいくつかありますが、今回は自分でもセルフケアしやすい冷え性改善のツボを一点ご紹介いたします。

寒くなるこれからの季節、ご紹介する冷え性改善のツボを使ってポカポカ人生を実現してください。

今回は冷え性のツボとして有名な「三陰交」のご説明をいたしますが、ツボについて詳しく知りたい方はツボ基礎知識をご参照ください。ツボの種類や効果、探し方、圧し方について学べます。

ツボ基礎知識:



冷え性とは?

冷え性は疾患名ではありませんし、個人の感覚によるところもありその定義も定かではありませんが、「多くの人が寒さや悪寒を感じないくらいの温度でも、全身や手足、下半身など体の一部や全身が冷えてつらい症状」とも言えます。

これまた女性に多いのが特徴ですが、女性は月のリズムもありホルモンの影響で血液の流れが滞りやすいのと男性に比べて筋力がないため血液の流れが悪くなる原因が考えられます。


冷え性と低体温症は少し違う

一般的には体温が36℃未満の人を「低体温」と呼ぶことがありますが、冷え性は「体温が何度以下」という考え方ではありません。

寒い暑いは個人の感覚によりますから、冷え切っていてもあまり冷えてると感じない人もいますしね、冷えをどう感じるかは個体差があります。

低体温症は人間では、直腸温度が35°C以下に低下した場合に診断されるもので、低体温症による死を凍死と呼びます。

身体の代謝、細胞内の物質の活度は体温を維持できているから(恒常性があるから)健全な活動ができるんですね。

細胞だって分子や原子だってほんの少しの温度で、活動の度合いが異なります。

電子もそうですね、少しの温度差で活発になったり不活発になったりします。

生命活動が変温動物のように外界の温度に左右されたりしたら、寒いときには動けない。

定温動物はあまりにも体の中の温度が変動しないように体温を恒常的に保つように様々な工夫がされているんですね、発汗や呼吸、血管の収縮や拡張、体温を維持するために様々な機能があります。


男性でも冷えている

女性に多い冷え性ですが、もちろん男性でも冷え性を感じる人はいます。

でも人間の身体って下半身、特に足先は30度くらいで体幹に比べて常に冷えているんですね。

下半身が冷えると冷えている気や血は下半身に停滞して、その反対に頭はのぼせてのぼせた気や血は上半身に停滞する。

これは直立歩行を始めた人間の宿命なんですね、冷えとのぼせは。

だから男性も皆冷えているんです、気づかないだけでね。

顔を真っ赤にして怒る人、あれも冷えのぼせです。

頭に血が上って足が冷えている、でも頭がのぼせているから気づかない。

常にのぼせているから周囲から見ればキレやすい人。

そんな状態を改善していこう、頭寒足熱という状態を作り冷えとのぼせを改善していこう、というのが冷えとりや東洋医学の主眼です。

冷え性のツボ

では、冷え性改善のツボのご紹介です。

冷え性のツボ、冷え性改善のツボとして名高い「三陰交(さんいんこう)」があります。

冷え性改善のツボ、三陰交は不妊症の改善や婦人病の改善にもよく使われるツボですが、滞りやすい気の流れを通じさせるツボです。

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三陰交:

三陰交とはナイスネーミングだと思いますね、三陰交は3つ陰が交わると書きますが、気の流れには陽経、陰経があり、滞りやすいのが陰経です。特に下肢に走行する陰経の、肝経、腎経、脾経は、名前を見ても分かる通り内臓の機能的にも重要ですよね。特に肝経、腎経は、まさに肝腎な経絡です。

これらの重要な気の流れ、3つの経絡が交わるポイントである為、効果も3倍(?)なのです。まぁ3倍はどうか知りませんが、足首、手首、頸部は気の流れが束になって集まるところであり、急所であります。効果的なツボもここら辺に多くあります。

冷え性のツボ・三陰交


冷え性のツボ・三陰交の場所

下肢の内側、くるぶしの頂点から指4本分位上です。骨の際を上下に1~3センチの間で探ると、少しへこんでいるような箇所があります。骨の際に向かって押すと響くような、痛気持ちいいような、もしくは痛いところです。そこが三陰交というツボです。

ツボは決まった位置にはありませんが、だいたいの場所で、へこんでいるような箇所、肌の感じが柔らかい個所(逆に堅い個所)、圧すと響きが出る箇所などがツボです。

三陰交の探し方

写真のように座ると表面のスジが緩み三陰交を探しやすくなります。

三陰交の探し方

足首をつかむようにして手を当てて、三陰交付近に親指を当て少し強めに骨の際を圧していくと、痛気持ちいいような、響くような場所が見つかります。他とは違った感覚のある場所が三陰交です。




ツボの圧し方

三陰交の圧し方

三陰交は長めに圧すのがコツです。

上記のツボが探ったら、その場所を10秒ほど持続圧をします。

持続圧とは圧しっぱなしということですが、下半身のツボ、特に足のツボは上半身のツボに比べて長く圧さないと効果があまり出ない、といった特徴があります。

10秒ほどツボを圧したら、いったん力を抜いて5,6回繰り返して圧します。

上記は冷え性改善のツボの圧し方ですが、治療家さんたちなどへの実技の紹介、ツボへの施術法は冷え性改善のツボへの施術法をご参考ください。

また冷え性への施術の手引きもお役に立てると思います。

ツボの温め方

三陰交は自分でもお灸をすえやすいツボです。

低体温症や不妊症や婦人病の改善にも三陰交を温めることは大変有効です。

千年灸などは自分でもすえやすいので冷え性でお困りの方はお試しください。

皮膚が柔らかいような所がツボですので、柔らかい所から少し離してお灸を置くことがポイントです。人によってお灸をすえる場所は微妙に違いますので、ご心配な方は恵比寿整体院にご相談下さい。お近くの鍼灸院や漢方院でも教えていただけると思います。

またツボを温めても日常的に冷やしてしまったらもったいないです。

冷えとりに欠かせない絹の靴下ですが、日常的に絹の靴下を履いてこの冷えやすい、滞りやすい三陰交を温める意味もあるのです。

また、就寝時やデスクワークなどでも足元に陶器の湯たんぽを置いて、足や足首を温めることも冷え性改善には有効です。

冷えとり三種の神器:
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[col2]内臓の冷えとり・シルクの腹巻[/col2]
[col2]内臓の冷えをとる靴下[/col2]
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内臓の冷えをとる陶器の湯たんぽ

最近は、もう冷えとりグッズも無理にすすめる気はないので紹介も雑(笑)。

興味の湧いた人は自然にやってくれますからね。

冷えとりには本人の体への理解ややる気が欠かせないんですね。ご興味の湧いた方は、各冷えとりグッズのレビューや冷えとり基礎知識などをご参考ください。

冷えとり基礎知識
冷えって何?冷えと瘀血(おけつ)
冷えとり実践法・絹靴下で頭寒足熱を作るコツ
冷えとり実践法・半身浴でぽっかぽか。
冷えとり食養編「体を冷やす食べ物・温める食べ物」
瞑眩(めんげん)反応について


その他の冷え性改善に役立つツボ

冷え性のツボ、特に有名な三陰交をご紹介しましたが、すべてのツボは冷えているスジをほぐせる効果があります。

スジがコっている、というのはスジが冷えて緊張しているということでもあります。

そのようなスジのコリや部分的な冷えにはツボが有効ですので、ご自身の症状や体の状態にあったツボをご参考ください。

自分で圧せるツボ


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